超音波画像診断装置の筋電図

超音波画像診断装置の筋電図 筋電図は筋線維から発生したいろいろな活動電位が、容積伝導によって電極に到達したタイミングの活動電位を加算し図にしたものです。
筋電図は筋力と同じではなく、筋が収縮したり筋力を発揮している際、活動電位がどれくらい運動単位の参加度合いがあるか把握することができます。超音波画像診断装置を利用すると、この図を把握することができ、どのような状態なのかを理解することが可能です。
筋力は運動単位の参加や横断面積、関節角度や運動速度などによって変化します。運動単位の機能を評価しているので、筋力の状態により同じ筋力が発揮されていても変化するでしょう。超音波画像診断装置を利用すると、疲労や線維タイプの変化などを把握することができます。
老化などを評価することができるので、いろいろなメリットがあるので普及中です。いろいろなタイプがリリースされており、中にはかなり小型化されておりコンパクト設計で持ち運びできるタイプもあるので便利です。

超音波画像診断装置で多裂筋の状態を見極める

超音波画像診断装置で多裂筋の状態を見極める 医学の進歩は日進月歩で、日々進化しています。それはレントゲン技術においても言えます。
昔のレントゲン画像では骨折しているか否かしかわからなかったものも、いまはより鮮明にわかるようになっていますし、超音波画像診断装置の開発されていて、筋肉の繊維の状態がどうなっているのかもより詳しくわかるようになっています。
とくに腰痛もちにとって痛みの要因とされるのが多裂筋です。多裂筋とは仙骨から腰椎に付着していて脊柱をささえるために重要な筋肉になっていますが、この筋肉が凝り固まってしまったりトリガーポイントのようになってしまうと、痛みやしびれなどの原因になってしまいます。
このような凝り固まっている状態も超音波画像診断装置である程度わかるようになってきているので、その後の治療の助けになっています。いままでわからなかった痛みの原因が特定されることで、そこをほぐしていったり筋肉を強化することで、痛みの緩和ができるようになっています。