超音波画像診断装置で計測できるもの

超音波画像診断装置で計測できるもの 超音波画像診断装置は超音波を用いて体内の病変を調べる医療機器で、病変の有無や大きさ、形状や深度などを判読することができます。
超音波画像診断装置ではさまざまなものが計測可能ですが、一般的には腹部の肝臓やすい臓、胆のうなどの消化器疾患の診断や治療に用いられることが多くなっています。
また、超音波画像診断装置は骨以外にも周囲の筋肉や腱、靭帯などの異常を検出することが可能で、靭帯損傷の程度や腱の炎症や断裂、肉離れの程度や範囲の確定など、レントゲンでは正確な判断が難しい骨折なども診察することができます。
プローブを当てれば骨折があるのか肩板が切れているのか、炎症なのか石灰沈着かなど瞬時に分かります。
更にドップラーモードと呼ばれる検査方法では、血管内を流れる血流を評価することも可能となっており、それにより筋肉や靭帯、腱や骨などの損傷の修復状態を見ることが可能です。
繰り返しの検査で治癒過程の状況がわかりますので、スポーツ復帰の指標にも役立っています。

骨盤底筋の詳細を確認出来る超音波画像診断装置

骨盤底筋の詳細を確認出来る超音波画像診断装置 中高年女性の多くがお悩みとして持っているのが、ちょっとした尿漏れです。
デリケートな問題なので、人には言えずに恥ずかしい思いをされている場合も見受けられます。
この尿の失禁に関係しているのが、骨盤底筋という筋肉です。
その名の通り骨盤の下にある筋肉の事なのですが、女性の体の構造上この部分は大きな空間が出来ている部分になっています。
骨盤の上には内臓がいっぱい詰まっていますので、こうしたものが落ちて来る重量を下支えしているのが、この筋肉という事になります。
今この骨盤底筋がどのような状態になっているのかを正確に確かめるには、超音波画像診断装置が有効です。
医療機器各社が販売している超音波画像診断装置は様々なランクが存在しており、かなり競争が激しい分野の一つとなっています。
そのため機能を更新した新機種が毎年のように登場していますので、治療や施術を行う現場の事情にマッチした一台が比較的簡単に見つかるはずです。