中殿筋の検査

中殿筋の検査 中殿筋は、骨盤の骨と大腿骨を結び、骨盤が下がらないよう固定している筋肉です。股関節外転筋のひとつであるお尻の筋肉で、股関節の外転に作用して足を左右に上げるという働きをして、歩行時には片足で立つ時に最も作用します。
この筋肉が痛んでしまうと、片足で立つ時に体を支えきれなくなり、姿勢が傾いてしまいます。整形外科では、強い痛みを感じて歩行困難になっている患者だけではなく、直接筋肉を押すと痛みを感じる患者に対して、超音波画像診断装置で中殿筋の検査を行うことがあります。激しい動きをするスポーツで筋肉を痛めてしまったと考えられる場合は、肉離れや筋挫傷なども疑い、筋肉繊維の乱れや出血がないかどうかも確認します。
さらに、超音波画像診断装置を使う検査では、筋肉の炎症や肉離れなどの重症度を判断することも可能になります。重症度によっては完治するまでの期間も変わってくるため、早めに専門医を受診して診断を受けることが大切です。

超音波画像診断装置で腸腰筋の検査を受ける

超音波画像診断装置で腸腰筋の検査を受ける 腸腰筋とは上半身と下半身を繋ぐ筋肉であり、背骨の腰の辺りから始まる大腰筋と腸骨筋が組み合わさってできています。骨盤を通り抜けて太ももの内側についている筋肉ということですが、この筋肉はインナーマッスルに分類されています。
腸腰筋は上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉であり、腰をS字状にキープしたり、腿や膝を持ち上げる動きを行う時に必要となります。立ち姿勢を保つ際に重力に抗う筋肉であり、見えない位置にあります。
また、運動能力だけでなく、姿勢やプロポーションに関わってくる筋肉です。速く走るための筋肉としても注目を集めており、しっかり鍛えておくことが大切です。この筋肉が硬くなってくると、体のバランスが悪くなったり姿勢が悪くなってしまうこともあります。お尻が垂れやすくなったり、腰痛のリスクも高まってしまうということです。
この筋肉の状態が気になる場合、超音波画像診断装置による検査を受けるのがおすすめです。超音波画像診断装置は安全性が高く、すぐに検査結果が分かります。